転職エージェントのおすすめ12選!選び方も完全解説します

2025.03.19

重い税金、物価高、ままならない世情など、不安なことが増えるばかりの世の中ですよね。

日々の暮らしを考えていく中で、「仕事」と「お金」は切っても切れないもの。

  • 今の仕事じゃ給料がちょっと足りない。
  • 今の仕事だと充分に趣味を楽しめない。
  • 今の仕事は職場の環境が悪すぎて病む。
  • 今の仕事はやりがいがない。辞めたい。

そんな悩みを一手に解決するのが「転職」という選択肢です。

この記事では、「転職エージェントの選び方完全ガイド」と題して、転職エージェントの選び方を1から丁寧に伝授します。

待遇を改善したい方も未経験から異業種に挑戦したい方も、転職エージェントを利用して賢く転職しませんか?

目次

おすすめ転職エージェントをジャンル別にご紹介


まずは「おすすめ転職エージェント」をジャンル別にご紹介していきます。

  • 知名度の高さ
  • 利用者の多さ
  • 転職サポートの質

この3つを基準に選定した転職エージェントですので、致命的なハズレはないはずです。転職エージェント選びを間違えないことで、転職成功へ大きく近づきますよ。

  • どれだけ良い転職エージェントを利用しても、「人間的に合わない」キャリアアドバイザーに当たってしまう可能性もあります。大手転職エージェントの場合はキャリアアドバイザーを変更することができる場合が多いため、各転職エージェントの所定の手続きを踏んでキャリアアドバイザーの変更を申し出てくださいね。

迷ったらまずはここに登録!業界最大手のおすすめ転職エージェント


転職したいと思ったら、まずは業界最大手の3社に登録するのがおすすめ。

全業種・職種を網羅しており、求人数の多さも魅力です。

ひとつでも多くの優良求人に応募するためにも、母数の絶対数は増やして転職活動を行うべきでしょう。そうすることで、少しでも条件の良い企業への転職が叶うはずです。

転職エージェントといえば「リクルートエージェント」

 

名称 リクルートエージェント
特徴 業界最大手の転職エージェント。高い認知度で転職エージェント市場をトップで走り続けており、求人数やサポート体制が安定しているため人気も高い。
圧倒的な求人数に加えて、各業界に精通したキャリアアドバイザーが所属しているため、転職に成功しやすい環境が整っている。
公開求人数 公開求人512,125件
アピールポイント 転職支援実績No.1。
・プロが無料でアドバイス。
・自分の強みの発見が可能。
非公開求人数408,912件。

大手人材企業だから間違いない「マイナビAGENT」

 

名称 マイナビAGENT
特徴 大手人材会社マイナビが運営する転職エージェントなだけあって、多数の転職ノウハウと好条件の非公開求人を提供している。業界・職種別にキャリアアドバイザーが在籍しているため、各業界事情にも詳しい。
徹底したサポート体制が魅力で、応募書類の添削や面接対策の手厚さが高い満足度に繋がっている。
公開求人数 非公開
アピールポイント 2年連続満足度総合No.1。
・知識と経験のあるキャリアアドバイザー多数。
・徹底したサポート体制。
・入念なリサーチによる高いマッチング力。
転職未経験の方も安心できるサポート体制。

圧倒的な求人情報量を誇る「doda」

 

名称 doda
特徴 高い認知度に比例した、圧倒的な求人数を誇る。
転職サイトとしても、転職エージェントとしても使えるため、転職活動前の情報収集にも便利。わずか3分で分かる適正年収査定で、自分の市場価値がわかるのもうれしい。
公開求人数 258,200件
アピールポイント 転職のプロが完全無料であなたの転職活動をサポート。
・履歴書作成ツールで簡単生成。簡単さくさく履歴書が作れる。
業界最大級の求人数だから、経歴・希望に合う求人を紹介可能。
・応募書類の添削や企業ごとの面接対策を実施。
・応募書類の提出や面接の日程調整など、企業とのやり取りを代行。

ハイクラス転職におすすめ転職エージェント


こちらでは年収アップ・キャリアアップを目指すハイクラス転職におすすめの転職エージェントを紹介します。

外資系、コンサル系転職や管理職の転職にもおさえておきたい転職エージェントです。

ハイクラス転職を目指す方は、スカウト型の転職エージェントにも登録しておくといいでしょう。

ハイクラス転職を目指すなら「ビズリーチ」

名称 ビズリーチ
特徴 ハイクラス転職サービスの最大手。企業やヘッドハンターから直接スカウトを受けることができるため、就労条件の交渉がしやすい。国内大手企業や外資系企業など、優良求人が多数掲載されている。
利用登録時には審査があり、ビズリーチの基準を満たす必要がある。また、無料では利用できないため注意が必要。
公開求人数 146,943件
アピールポイント 最も満足度が高い転職サービスNo.1。
・導入企業数26,200社。
登録するだけで驚きのスカウト。

管理職・エグゼクティブ・専門職に特化「JAC Recrutment」

名称 JAC Recrutment(ジェイエイシーリクルートメント)
特徴 ミドルクラスやハイクラスに特化した転職エージェント
世界各地にネットワークがありグローバル転職に強い
公開求人数 非公開
アピールポイント 登録企業は日系大手、外資系、メガベンチャーなどで、その数は約12,000社に上る。
・保有求人の75%が独占求人を含む非公開求人。
・世界各地に拠点を展開しており、外資系企業や海外進出企業などへのグローバル転職にも強みを持つ。
・コンサルタントの質が高いと評判。

ハイキャリア向け「リクルートダイレクトスカウト」

名称 リクルートダイレクトスカウト
特徴 リクルートが運営するハイクラス向け転職サイト。
リクルートエージェントやリクナビNEXTで作成した職務経歴書がそのまま使用できるため、キャリアアップを目指すならリクルートダイレクトスカウトも併用しておくべき。
公開求人数 428,863件
アピールポイント 選ぶだけでレジュメ(職務経歴書)が完成。
・リクルートダイレクトスカウトがレジュメや求人情報を分析し、企業やエージェントにあなたをおすすめ。
・企業やエージェントとのやりとりはチャットで。

未経験、第二新卒におすすめの転職エージェント


こちらでは職歴が浅く、転職活動に不安がある人におすすめの転職エージェントを紹介します。

応募書類の添削や面接対策などのサポートが手厚いのが特徴です。

フリーターからの転職も可能。正社員を目指したいならぜひ登録したい転職エージェントです。

学歴・経歴に自信がない若年層向け「ハタラクティブ」

名称 ハタラクティブ
特徴 20代のフリーター・既卒・第二新卒・大学中退者向け転職エージェント。未経験OKの優良企業が多く、自分に合った仕事を探しやすい。サポート体制も手厚く、働くことに対して自信がなくても大丈夫。
好待遇求人は少ないため、「まずは正社員として働きたい!」という方向け。
公開求人数 4,945件
アピールポイント ・転職実績180,000人以上。
1社ずつ面接対策。
・8割以上の企業が未経験OK。
就職成功率80.6%。

未経験に特化したサポートを提供している「就職カレッジ」

名称 就職カレッジ
特徴 フリーター・既卒・第二新卒・中退の方向けの就職・転職支援サービス社会人の基礎が学べる無料の就職講座が受けられる。 入社後の定着率は92.2%でマッチング度の高い転職が実現する可能性が高い
公開求人数 非公開
アピールポイント 入社後の定着率は92.2%
・フリーターの就職支援を18年以上実施
・求人は未経験者を歓迎する求人のみ
・就職講座が充実しており、社会人経験が少ない人にも安心

若手向けの就職・転職支援サービス「キャリアスタート」

名称 キャリアスタート
特徴 新卒・第二新卒・既卒・フリーターなどの若手の就職・転職に強い。好待遇の求人が多く年収アップ率も高い
公開求人数 非公開
アピールポイント 高待遇の求人が多く、年収アップ率は83%
・入社後の定着率は92%
徹底した面接トレーニングで内定率83%

IT系転職におすすめの転職エージェント

システムエンジニア、WebデザイナーといったIT系の職種の方におすすめしたい転職エージェントは、もちろんIT業界に特化した転職エージェントです。

IT業界を絞っているため求人の質が高く、キャリアアドバイザーも転職市場に詳しいというメリットがあります。

昨今、IT人材の需要は非常に高くなっています。特化型転職エージェントを利用することで、転職活動がスムーズに行えるはずですよ。

ITエンジニアなら間違いなく「レバテックキャリア」

名称 レバテックキャリア
特徴 エンジニア特化の転職エージェント。約24,000件の求人から、自分にぴったりな求人を紹介してくれる。また、情報収集としての利用も積極的に受け入れており、転職に悩んでいる方にもおすすめ。
求人を自分で検索することはできず、紹介された求人の中から選ぶ方式のため、自分で求人を探したい方は注意。
公開求人数 掲載なし
アピールポイント 希望企業への転職成功率96%。
・およそ5人に4人が年収UPを実現。
・IT求人業界最大級24,000件。
・ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1。
エンジニアのキャリアを創るエージェント。

IT特化型ハイクラス転職なら「Geekly」

名称 Geekly
特徴 IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。特化型エージェントとしての実績から優良企業の求人を多数保有しており、ハイクラス転職が叶いやすい。専門性の高いサポートも魅力。
スキルに自信があるなら絶対に登録しておくべき。
公開求人数 30,313件
アピールポイント IT転職支援実績12年かつ16,000件以上。
・取引企業数3,800件以上。
・転職後活躍率86%以上。
転職先での職場定着率97%。

女性の転職におすすめの転職エージェント

女性は「妊娠・出産・育児」「親の介護」と、「仕事とプライベートの両立」が必要になることが多いですよね。となると、仕事に対して求める条件が多くなりがちです。

女性に人気の求人や、時短可・産休育休制度の充実といった女性に合わせた求人が探しやすい転職エージェントがおすすめ。

その他にも、女性向けに転職情報を提供してくれたり、女性のキャリアアドバイザーにキャリアについて相談できたりと、女性の転職へのサポートが手厚い転職エージェントを紹介します。

女性の転職を徹底的にサポート「type女性の転職エージェント」

名称 type女性の転職エージェント
特徴 女性の転職に特化した、25年以上続く転職エージェント。女性の気持ちに寄り添ったサポートや女性に特化した求人情報はうれしい。
女性特有の悩みやライフイベントに理解のある企業の求人が多いことも、大きな魅力のひとつ。
公開求人数 34,839件
アピールポイント 年間12,000名以上の女性の転職サポート実績。
・応募書類・面接にプロのアドバイス。
・経験豊富なキャリアアドバイザー。
25年以上続く転職エージェント。転職実績豊富。

女性ハイクラス転職の実績も多数「パソナキャリア」

名称 パソナキャリア
特徴 パソナが運営するハイクラス向け転職エージェント。求人の約半数が「年収800万円以上」のため年収アップが叶いやすい。パソナグループならではの非公開求人を多く保有している。
企業への推薦や面接日程調整などのサポートも手厚く、忙しい人にぴったり。
公開求人数 45,034件
アピールポイント パソナキャリアの強みは「他社にはないマッチング力」と「サポート体制」
・年収800万円以上、年収アップ率61.7%。
・管理職経験のある女性キャリアアドバイザーが在籍
約60%が非公開求人。パソナキャリア限定求人1,200以上。

その他に独自の特徴があるおすすめ転職エージェント

独自の特徴のある転職エージェントを紹介します。

求人数・サービス内容などでは大手の転職エージェントにやや劣るところもあります。

これらの転職エージェントのサービスが気になる人は、大手の転職エージェントと並行して登録するのがおすすめです。

他エージェントとの併用がしやすい「リクナビNEXT」

名称 リクナビNEXT
特徴 業界最大級の求人情報量とAI技術を駆使した検索システムが魅力。転職サイトとしても、スカウト型転職エージェントとしても使える。
リクナビならではの転職成功ノウハウが豊富で、自分ひとりでも転職活動を進めやすい。スマホアプリで求人の最新情報を受け取ることも可能。
公開求人数 約974,000件
アピールポイント( ・理想の仕事に「出会える」。
日本最大級の求人データベースで検索できる!
・本格診断で強みがクッキリ。グッドポイント診断。
年収500万以上、年間休日120日の求人多数。

サポート体制に定評あり「エンエージェント」

名称 エンエージェント
特徴 大手人材会社エン・ジャパンが運営する転職エージェント。入社後の定期的な連絡まで行っており、サポート体制が手厚く、安心して転職活動ができる。
求人数は劣るため、他の転職エージェントとの併用を強くおすすめしたい。
公開求人数 10,898件
アピールポイント 2025年オリコン顧客満足度調査転職エージェント「30代」No.1。
・1万5千件の非公開求人の中から、あなたの希望や適性に合った最適な求人をご紹介。
・1人では気付けなかったあなたの「次の可能性」を発見。
専任のキャリアパートナーがはじめての転職も徹底サポート。

【条件別】転職エージェントおすすめの組み合わせ

ここからは、「【条件別】転職エージェントおすすめの組み合わせ」をご紹介します。

  • 30代ならどの転職エージェントがおすすめ?
  • 転職は未経験、おすすめの転職エージェントはある?
  • 複数登録したほうがいいというけどどの組み合わせがいいの?

という疑問をしっかり解決していきます。優柔不断で選べないという方にもおすすめです。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

20代未経験におすすめの転職エージェントの組み合わせ

業界大手総合型 リクルートエージェント
doda
マイナビ AGENT
ここから1~2社
特化型 就職カレッジ
ハタラクティブ
キャリアスタート
ここから1~2社

20代なら、「就職カレッジ」「ハタラクティブ」「キャリアスタート」がおすすめ。応募書類の添削から面接対策まで、手厚くサポートをしてくれるので、転職が初めてという人にも安心です。

それに加えて、業界・業種を網羅していて、保有求人数が多い大手総合型の転職エージェントに登録するのがいいでしょう。

第二新卒の方でもフリーターの方でも、どんなキャリアパスにも対応可能ですよ。

30代キャリアアップ志向におすすめの転職エージェント組み合わせ

業界大手総合型 リクルートエージェント
doda
マイナビ AGENT
ここから1~2社
特化型 ビズリーチ
リクルートダイレクトスカウト
ここから1~2社

キャリアアップを目指すようになる30代なら、スカウト型転職エージェントの利用も視野に入れるべきでしょう。

一般的な転職エージェントよりも給料アップ・年収アップが叶いやすいです。スカウトされた場合、希望の就労条件で働きやすいというメリットもありますよ。

40代におすすめの転職エージェントの組み合わせ

業界大手総合型 リクルートエージェント
doda
マイナビ AGENT
ここから1~2社
特化型 ビズリーチ
リクルートダイレクトスカウト
ミドルの転職
ここから1~2社

40代には、30代・40代のミドル専用ハイクラス転職エージェント「ミドルの転職」もおすすめです。

登録者の平均年齢は45歳で、まさしくミドル向け転職エージェント。管理職をはじめとしたハイクラス求人が多数掲載されています。

スカウト機能も備えているため、スカウト型転職エージェントとしても利用することが可能です。

50代におすすめの転職エージェントの組み合わせ

業界大手総合型 リクルートエージェント
doda
マイナビ AGENT
ここから1~2社
特化型 ビズリーチ
リクルートダイレクトスカウト
ここから1~2社

50代ともなると、転職の選択肢として「知人の紹介」がかなりの割合を占めてきます。人脈を利用して転職するほうが、転職エージェントを介すより就労条件が良いです。

転職エージェントを利用する場合は、これまでの職歴・経歴によって転職のしやすさが大きく変わります。職歴・経歴・年齢で評価される転職市場では、思わぬ苦戦を強いられる場合も少なくありません。

求人情報を多く保有している大手転職エージェントや、スカウト型転職エージェントを複数利用することで、転職活動はスムーズに進むでしょう。

20代女性におすすめの転職エージェントの組み合わせ

業界大手総合型 リクルートエージェント
doda
マイナビ AGENT
ここから1~2社
特化型 type女性の転職エージェント
マイナビジョブ20’s
ここから1~2社

20代女性というと、さまざまな人生設計が考えられるでしょう。

圧倒的な求人情報の多さを誇り、転職サイトとしても転職エージェントとしても使える「doda」。女性のワークライフバランスに寄り添う求人が多い「type女性の転職エージェント」。各業界の転職市場に詳しい「マイナビAGENT」。

マイナビジョブ20’sは未経験OKの求人が多いので、20代女性は登録しておくのがおすすめ。

どの転職エージェントも、20代女性のさまざまな人生設計に合った転職活動を可能にしてくれますよ。

30代女性におすすめの転職エージェントの組み合わせ

業界大手総合型 リクルートエージェント
doda
マイナビ AGENT
ここから1~2社
特化型 type女性の転職エージェント
パソナキャリア
ここから1~2社

30代女性はライフイベントの関係で、働き方が変わってくることが多いですよね。

転職先に求める条件も「バリバリ働きたい」「自分のペースで働きたい」と人によって異なってくるでしょう。

リクルートエージェントをはじめとした大手総合型転職エージェントは求人数が多く、自分の働き方に合った求人を見つけやすいメリットがあります。

それに加えて、女性へのサポートが手厚い「type女性の転職エージェント」「パソナキャリア」にも登録するのがおすすめ。

また、バリキャリ志向でスカウト型転職サイトを利用するなら、「ビズリーチ」「リクルートダイレクトスカウト」にもぜひ登録しておきましょう。

転職エージェントがおすすめの理由!タイパ重視の人は使うべき

昨今の転職活動といえば、「転職サイト」か「転職エージェント」の利用が一般的です。

そもそもどうして「転職」と言うと、求職者はこぞって「転職エージェント」を利用するのでしょうか。

その理由はとてもシンプルです。「時短になるし楽だから」、たったそれだけなのです。

転職エージェントは転職活動のサポートをしてくれる

転職エージェントの役割を一言でご説明するなら、「求職者の転職活動のサポート」ということに尽きます。

転職エージェントの需要が増えたことで、各社さまざまな転職エージェントサービスを展開しています。それに伴い、転職エージェントサービスでは手厚いサポートを受けられることがほとんどです。

転職エージェントの主な仕事といえば、

  • 求人の紹介
  • 応募書類の送付の代行
  • 面接の日時調整の代行
  • 各種応募書類の添削・加筆修正(アドバイス含む)
  • 面接対策(面接練習・面接同行)
  • 給与や勤務時間などの待遇交渉
  • 入社手続き等の代行
  • 転職活動におけるキャリアアドバイス
  • 入社後のアフターフォロー
  • 退職交渉のアドバイス

といった内容が多いです。他社転職エージェントとの差別化を図るために、独自のサポートを取り入れている場合もあります。

転職サイトを見ているだけでは、転職市場における最新の動向はわかりません。

転職エージェントを利用すれば、最新の転職情報を得られるほか、好待遇・レアな非公開求人へのアクセス可能という点も、転職エージェントの大きなメリットのひとつです。

転職エージェントは「完全無料」で使える

求職者に手厚いサポートを提供してくれる転職エージェント。

特筆すべきは、こんなにサービスを受けられるのに、利用は「完全無料」だということです。

転職エージェントを利用した求職者が企業に就職することで、企業は人材を得たその対価として転職エージェントは約35%の報酬を支払います。だからこそ、求職者は転職エージェントサービスを無料で利用できるのです。

「無料だったら使ってみようかな?」と感じた方も多いのではないでしょうか。お金がかからないなら、ちょっと試しに使ってみるのもありですよね。

「完全無料」だからこその問題点もいくつかあるのですが、そこはこの先の「転職成功経験者が教える転職サイトと転職エージェントの違い」で詳しくご説明していきますね。

効率的に転職活動をしたいなら転職エージェントを絶対に使うべき!


働きながら転職活動を行うとなると、なかなか時間を割くことが難しいものです。

しかし、転職エージェントを利用すれば、1日の短い時間でも転職活動を効率的に行うことができます。

とにかく、タイパ重視の現代にはぴったりのサービスなのです。

自分ひとりでは難しい転職活動を、誰かと一緒に行うことで、「転職できるまで」「諦めず、くじけずに」続けられるという点も大きな魅力です。

今は複数の転職エージェントを並行して利用する方のほうが多く、転職エージェント側も理解していることがほとんどです。すぐに転職したい方は複数の転職エージェントを利用することをおすすめします!

転職成功経験者が教える転職サイトと転職エージェントの違い


昨今、求人情報を探す方法として一般的なのは、「転職サイト」と「転職エージェント」のふたつです。

「これから転職活動を始めるぞ!」という方でも、「転職活動に向けて準備をしておくぞ!」という方でも、どんな状況の方にとっても使いやすいというメリットがあります。

「じゃあどっちを使うべきなの?」と悩む方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、転職サイトと転職エージェントの違いを、転職成功者の目線からまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

違い 転職サイト 転職エージェント
求人数 非常に多い。ホワイト企業もブラック企業も関係なく求人情報を掲載しているため。 転職サイトに比べると劣る。求人数は転職エージェントの特色や規模による。
求人の質 玉石混交。まさに闇鍋状態のため、良い求人を自分で見定める必要がある。 転職エージェントによる。転職エージェントによって優良求人のみ厳選している場合も多数あり。
転職までの期間 ご縁と本人の頑張り次第。何も考えずに動いていると、長期化するケースも少なくない。 平均2ヶ月。最短1週間で転職成功できる転職エージェントもある。
転職成功率 ご縁と本人の能力と本人の頑張り次第。 約80%以上の高確率で転職成功できる。
転職支援サービス なし。キャリアアドバイザーを介さない分、早く・自由に動けるメリットは大きい。せっかちな方・人任せが嫌いな方は転職サイトを利用したほうがいい。 あり。個人に合わせた転職活動のアドバイス、応募書類の添削、面接対策など。進捗確認として定期的に連絡をくれるため、腐らず転職活動を続けられる。
情報収集の度合い 個人情報の登録をしなくとも求人を見られる転職サイトも多いため、自分の希望やスキル感にあった求人を簡単に探すことができる。情報の取捨選択能力は必須。 キャリアアドバイザーから転職市場の動向を詳しく聞ける。求人を公開していない転職エージェントも少なくないため、自分ひとりでは動きづらい場合もある。
転職活動の大変さ ひとりですべて行う必要があるため、意識して時間を作らないと転職成功まで難航しがち。自分できちんとスケジュール管理できる方向け。 転職サポートにより作業は楽になるものの、どこまで楽ができるかは転職エージェントのサービス内容による。自分と合わないキャリアアドバイザーが担当になった場合は地獄を見る。
利用に向いている人のタイプ ・「思い立ったら即行動!」タイプ
・「自分のペースを大切にしたい」タイプ
・「人間関係のわずらわしさはちょっと……」タイプ
・「忙しすぎて時間がない!」タイプ
・「相談しながら進めたい」タイプ
・「わからないから代わりにやって!」タイプ

簡単に言うと、自分で頑張れるなら転職サイトを使ったほうがいいし、アドバイスがほしいなら転職エージェントを使ったほうがいいでしょう。

転職エージェント選びを間違えない!重視すべきおすすめポイント4つ


転職市場の拡大に比例するように、転職エージェントの数も少しずつ増加しています。

たくさん選択肢があるということは、選ぶのが大変です。選択に迷ってしまいますし、転職エージェント選びを間違えると痛い目を見ます。

  • 時間を無駄にした……
  • 転職活動に失敗した……
  • 入社する会社を間違えた……

こんな後悔をしないために、転職エージェント選びで重視するポイントを4つお伝えします。

転職エージェント選びで重視するポイント
  • 転職市場について詳しいか
  • サポート体制は手厚いか
  • 評判は高いか、良い評価の口コミは多いか
  • 転職エージェントとしての実績はあるか

これらを押さえておけば、転職エージェント選びで失敗することはなくなります。

それでは、ここからは各項目について、詳しくご説明していきましょう。

転職エージェントが転職市場について詳しくなければ転職戦略が立てられない

まず、転職エージェントのキャリアアドバイザーが、「転職市場について詳しいか」というポイントは必ず押さえておきましょう。

  • 今の転職市場のニーズを押さえていれば、自己PRを含めた戦略を立てやすい
  • 分野によって転職市場の色が異なるため、知っていれば知っているほど異業種からの転職が行いやすい

転職エージェントを利用する場合、「担当のキャリアアドバイザーによって転職できるかどうか決まる」と言っても過言ではありません。

初回面談で、求職者の状況に合わせてしっかり転職市場を話してくれる担当キャリアアドバイザーかどうかは、かなり重要なポイントです。

転職エージェントのサポート体制が手厚くないと転職活動に時間がかかる

転職エージェントの利用に際して、「楽をしたいから」転職エージェントを活用しようと思っている、という方も多いはずです。

このような理由の場合、サポート体制が微妙な転職エージェントを選んでしまうと、「結局時間がかかっている……」となりかねません。

  • 職務経歴書の自己PRについて、「例文を送るので考えて書き直してください」というケース
  • 担当キャリアアドバイザーが「応募書類をこちらで修正しますね!」と言ったにもかかわらず、応募状況に関して何の音沙汰もないケース
  • いつまで経っても応募してくれない・面接の日時を調整してくれないケース
  • 応募はしてくれるものの、応募書類添削や面接対策はまったく行ってくれないケース

サポートの手厚さについては、正直に言って転職エージェントというより担当キャリアアドバイザーによって個人差が大きいです。

とはいえ、転職未経験者や転職初心者に対しては、比較的手厚いサポートを提供してくれます。転職エージェントに不安を抱えている方も、安心して利用してくださいね。

転職エージェントのネガティブな評判・口コミの多さだけでは判断できないことも

転職エージェントサービスの利用にあたって、「評判の高さや良い評価の口コミの多さ」は気にしておいたほうがいいでしょう。

ただ、判断に迷ってしまうポイントとして、「ネガティブな評判や口コミの多さ」が挙げられます。「良くない口コミもあるけど、ちゃんと転職できる?」と不安になるのではないでしょうか。

大手転職エージェントになればなるほど、ネガティブな評判や口コミも目立ちます。

ここで忘れてはいけないのは、ひとは「満足したこと」よりも「不満だったこと」を書く生き物だということです。

どんなひとだろうと、有名になると良くも悪くもアンチが湧くものですよね。それと似たようなものです。

ネガティブな評判や口コミが多かったとしても、それがすべて、その転職エージェントの評価につながるわけではありません。

転職エージェントの良し悪しは、認知度の高さや利用者の多さも考慮して判断するようにしましょう。

転職エージェントとして実績があるなら信頼できる

転職エージェントの公式サイトや広告ページなどには、以下のような転職実績が掲げられているケースも少なくありません。

  • 転職成功率○○%
  • 転職後定着率〇〇%
  • 転職実績〇〇万人
  • 年収アップ率○○%

アンケート調査会社調べの結果を掲載している転職エージェントもあれば、自社アンケートによる集計結果を掲載している転職エージェントもあります。

アンケート調査会社調べだろうと自社アンケートだろうと、実績は実績として判断するようにしましょう。

作為的な数字ではないか、結果を操作しているのではないか、と考えてしまうのも無理はありませんが、「数字」という実績を掲げているだけ信頼が置けるというものです。

そもそも、求職者からは、その転職エージェントが過去にどれだけ多くの転職成功を支援してきたか、という本当の数字を知ることはできません。

まずは転職エージェントが提示する数字を信じて、転職エージェント選びの判断材料にすることをおすすめします。

転職エージェントとしての転職支援年数は簡単に誤魔化せるものでもないため、どれくらいの期間で転職支援を続けてきたか、という点を判断基準にするのも一手です。サービスを継続できていることこそ、信頼できるサービス・利用者が多いサービスである証拠とも言えます。

知れば得する!転職エージェントの主な種類と特徴


転職エージェントを使うときに気をつけたいのが、「どのタイプの転職エージェントサービスを利用するか」という点です。

転職エージェントサービスはすべて似たようなものだと思っていませんか?とんでもない。この認識は誤りです。

自分の希望に合った転職エージェントサービスを選ばなければ、転職活動は難航してしまいます。

  • 一般的なエージェント:幅広い業界・職種を扱い、転職活動全般をサポート
  • 特化型エージェント:IT、営業、クリエイティブ職など、特定の職種や分野に特化したエージェント
  • スカウト型エージェント:高年収・好待遇の求人を提供するハイクラスなスカウト型エージェント
  • 初心者向けエージェント:幅広い業界・職種を扱い、転職活動全般をサポート

おすすめの使い方は転職エージェントの併用です。

  • スキルを持つ転職初心者:初心者向けエージェントと特化型エージェント
  • スキルを持つ求職者:一般的なエージェントと特化型エージェント
  • 年収を上げたい求職者:特化型エージェントとスカウト型エージェント
  • 管理職を目指す求職者:一般的なエージェントとスカウト型エージェントor特化型エージェントとスカウト型エージェント

すべての転職エージェントはざっくりと4種類に分けることが可能です。上手く併用することで早期の転職が叶うため、迷わず積極的に併用していきましょう。

すぐにわかる!転職エージェントの利用の流れ


続いて、転職エージェントの主な利用の流れについて、簡単にご説明します。

転職エージェントの主な利用の流れ
  1. 転職相談の申し込み
  2. オンライン面談などで最初のカウンセリング
  3. 添削用として履歴書・職務経歴書といった応募書類を提出
  4. 求人紹介と同時に応募書類の修正
  5. 求人に応募する
  6. 選考通過に合わせて適性試験対策、面接対策
  7. 5~6を繰り返す
  8. 内定もしくは内定辞退。内定辞退の場合は5~6を繰り返す
  9. 内定後のサポートとして給与交渉や入社日調整などの最終調整
  10. 採用

このように、転職エージェントの利用の流れは非常にシンプルです。

また、採用が決まったあとも、転職エージェントによっては、退職手続きのアドバイスや入社手続きのフォロー、入社後のフォローと手厚くサポートが受けられる場合もあります。

詳しい利用の流れについては、各転職エージェントによって少しずつ異なります。利用を検討する転職エージェントの公式サイトで、直接確認してみてくださいね。

【注意】通院の必要がある方には転職エージェントはおすすめしない

転職エージェントの利用にあたって注意してほしいのは、なんらかの既往歴があり、現在も通院の必要がある方です。

筆者は国の指定難病に罹患しており、定期的な通院の必要があります。そんな背景もあって転職回数は5回以上と、普通の方よりも多い状況だからこそ、お伝えしておきたいのです。

「難病などの通院が必要な病気を持っている方は、転職エージェントを使わないほうがいい」

これは、実際に転職エージェントのキャリアアドバイザーの方から言われたことです。

  • 転職エージェントには成功報酬を支払う必要があるため、健康に問題のない求職者を採用する
  • 昨今のコンプライアンス的に、既往歴を理由に選考終了することは大っぴらにはしない
  • 成功報酬の支払いがない転職サイトを使ったほうが、格段に選考通過率が上がる

教えてくれたのは非常に良心的なキャリアアドバイザーさんで、「自分にはできることがありません。本当に申し訳ないです」と、今後のキャリアアドバイスだけを行ってくれました。

成功報酬のインセンティブをもらうため、求職者をどうしても企業に就職させたい転職エージェントは、「求職者の欠点を隠す」ための転職戦略を練ってきます。

つまり、「応募書類に既往歴は書くな」「既往歴はないことにしろ」といった、健康な方に見せかけるやり方です。企業と求職者のことを何も考えていない、最低な転職エージェントはたくさんいるので注意しましょう。

既往歴を隠して入社した後に既往歴がわかると、企業からの信頼を失ってしまい、最悪の場合クビもあり得ます。リスクが大きいことは理解しておいてください。
  • うつ病、適応障害などの精神疾患をお持ちの方・罹患したことのある方
  • 各種障がい者手帳をお持ちの方
  • 就労にあたって何らかの配慮が必要な方
  • 定期的に通院の必要がある方

このような方は、転職エージェントではなく、転職サイトなどを使って企業へ直接応募するほうが圧倒的に選考通過率が高いです。

経験上まず間違いありませんので、既往歴があるなら転職サイトの利用をおすすめします。

もちろん、転職エージェントを利用するメリットもあります。大手ではない転職エージェントには、病気を理解してくれるキャリアアドバイザーが多い印象です。そういった良心的なキャリアアドバイザーに当たるかどうかは完全に運任せですし、保有求人数も少ないのが難点ですが……

障がい者手帳をお持ちの方は、障がい者雇用枠での転職を目指す手もあります。

転職エージェントを利用する際は、さまざまな企業の求人情報を多く保有する大手転職エージェントを利用するようにしてくださいね。

転職エージェントから求人情報だけをもらって、自ら企業に直接応募する方法もあります。「そんな不義理なことできないよ!」という方は、担当のキャリアアドバイザーが良心的かどうかを見極めてから判断してもいいでしょう。

転職エージェントを活用して、労力をかけずに転職しよう

転職エージェントについて詳しくご説明しましたが、いかがでしたか。

転職エージェント選びの重要なポイントはたっぷりご説明してきましたが、一番忘れてほしくない大切なポイントは「自分に合うかどうか」です。

とはいえ、自分に合う転職エージェントを探すのは簡単なことではありません。時間も手間もかかるため、どうしても妥協は必要ですが、「これだけは許せない」というポイントがあるなら自分の気持ちを大切にしましょう。

時間と手間を要する転職活動には、大きなストレス負荷がかかります。

少しでも負担を減らし、ストレスを減らす手段が「転職エージェント」です。

転職エージェントに対してストレスを抱えていては本末転倒ですよね。

この記事を参考にしながら、少しでも自分に合いそうな転職エージェントを探してみてくださいね。

※転職エージェントに関する情報は2025年1月現在における公式ホームページの情報です