システムエンジニアはやめとけと言われる理由と未経験でも向いている人の特徴
日本のITを支えるシステムエンジニアという職業について、誇り高い仕事と考える人もいれば、目指すのは「やめとけ」と言う人もいます。他の職業と同じく、確かにシステムエンジニアにも特有の難しさや、要求されるレベルの高さなど、さまざまなハードルがあります。
そこでこれからシステムエンジニアを目指す方は、おおよその年収や問題点、要求されるスキルや資格、さらに個々に求められている特性や姿勢について正しく理解していきましょう。
目次
システムエンジニアは増えすぎ?やめとけといわれる理由
次は、システムエンジニアになるのはやめとけといわれる7つの理由について、それぞれ解説していきます。
競争の激化
システムエンジニアはやめとけと言われる理由の1つ目は、システムエンジニアという職業自体の競争が激化している点です。具体的には、次に挙げる3つの「競争を引き起こす要因」があります。
- グローバル競争の激化
- 新卒採用者の参入
- AI・自動化の影響
システムエンジニアの働く環境に変化が生じたのは、2020年以降いわゆるパンデミックが発生したタイミングです。リモートワークやオフショア開発の普及により競争が激しくなり、今までとは全く異なる働き方を求められるようになった人もいます。
特に大きな影響を受けているのは、エントリーレベルの職位にいる人です。特定の企業に所属していない個人事業主(クラウドソーシング)の人たちは、新しくIT業界に参入してくる優秀な人材と比較されるだけでなく、急速に成長し導入が進むAI・自動化に置き換えられつつあります。
そのためシステムエンジニアとして高収入を得るには、より高度で複雑なスキルが要求されるようになっています。単に「コードが書ける」だけでなく、問題解決能力やシステム設計能力など、より高次元の能力が求められているのです。
労働環境が過酷
システムエンジニアはやめとけと言われる2つ目の原因は、労働環境の過酷さです。そしてそれを引き起こしている主な理由が「労働時間の長さ」であり、主に次に挙げる3つの要因が影響を与えています。
- 勤務時間が不規則である
- 残業が常に発生する
- 常にプロジェクトの期限に追われる
システムエンジニアは常に何らかのプロジェクトに参加していることが多く、緊急時にはすぐに対応しなければなりません。そのため勤務時間が決まっていても、システム更新やメンテナンスのために深夜や早朝に働かなければならないことが多々あります。
当然ながらプロジェクトには期限があり、遅延の発生は企業全体での損失に直結するため、残業や休日出勤が常態化しやすいです。平均残業時間自体はそこまで長くありませんが、単純に「残業が多い」職業よりも生活が不規則になりやすいといえます。
給与が上がりづらい
システムエンジニアはやめとけと言われる3つ目の理由としては「給料の上がりづらさ」があります。冒頭で解説したとおり、システムエンジニアは日本のサラリーマンの平均年収を上回る収入がありますが、次のような問題があります。
- 一般化している多重下請け構造
- 国際的にみても地位が低い
日本のIT業界が抱える一つの問題として、ピラミッド型に下請け業者が増えていく「多重下請け構造」があります。
上の企業が下の企業に委託、さらにその企業が下の企業に委託、というような多層構造は企業にとってはコストを削減しつつ開発リソースを得られるメリットがあります。しかし余計なマージンが発生し、エンジニアの給料が上がりにくい原因にもなります。
また日本のエンジニアは、他の先進国と比較しても地位が低いとされています。ある最新の統計によると日本のエンジニアの給与は世界で26位と順位を落としており、円安の影響はありますが日本円ベースでもほぼ増えていないため、停滞状況にあるといえます。
納期に追われるプレッシャー
システムエンジニアはやめとけと言われる4つ目の理由は、常に納期に追われる点です。日本は海外よりも納期に厳格な傾向にあり、これは良い面がありながらも、プロジェクトを抱えるシステムエンジニアにとっては大きなプレッシャーとなります。
先ほど解説したように下請け会社で働くエンジニアは、自らの都合で納期を変えることはできません。スケジュールもエンジニアの都合が無視されたものとなり、結果的に残業や休日出勤が増え、大きな負担を被ることになります。
特にシステム開発においては不確実性が大きな障害となります。開発中に重大な欠陥やバグが見つかっても、それを理由に納期を遅らせることはできません。
ストレス過多になりやすい
システムエンジニアはやめとけと言われる5つ目の理由は、主にここまで解説したような要因により、ストレス過多になりやすいという点です。具体的には、次のようなストレスにさらされることになります。
- 精神面でのストレス
- 人間関係でのストレス
- 責任を負っているが故のストレス
勤務時間が不規則になりやすいため、肉体的・精神的なストレスも大きいです。勤務時間が不規則なことは就寝時間の不規則さに直結するため、寝不足によりパフォーマンスが低下したり、精神的に不安定になるリスクが高いといえます。
また会社に所属するシステムエンジニアは自分だけでなくチームで動くため、自己都合で休暇を取れなかったり、自分と意見や方向性が合わない人と働くことがストレスに感じることもあります。
知識・スキルのアップデートが不可欠
システムエンジニアは人・技術の両方がライバルであり、常に自らの知識や技術をアップデートしていく必要があるため、それをストレスに感じやすいです。
今までは国内・国外のシステムエンジニアがライバルとなり得ましたが、現代では急速な成長を遂げる「AI」が、自分の職に取って代わられる、と感じている人も多いです。現状では完全な代替は難しいとされていますが、次に挙げる分野はすでに代替が始まっています。
- 大量・大規模なデータの分析
- 運用状況のモニタリング
- 仕様が決まっているシステム開発のためのプログラミング
大量のデータを瞬時に分析するのは、AIがもっとも得意とするところといえます。成長途中でありながらもそのスピードはすでに人間のそれを遥かに超えており、今後もっとも代替されやすい分野といえます。
また運用のモニタリングやトラブルシューティングの提供も、AIにより代替されはじめています。たとえばある企業は今まで手作業で行っていたSNSの投稿や口コミのチェックをAIツールに置き換えたことで、大幅な手間とコストの削減に成功しました。
さらにコード生成AIが登場したことで、エントリー・中間の層におり、AIの台頭に対応できないシステムエンジニアの失業が増えています。逆に、AI分野で働く「AIエンジニア」の需要は急速に高まっています。
現状のAIは自己決定権がなく不安定であるため、システムエンジニア自体が不要になることはないでしょう。
しかし「未経験または経験の浅いエンジニア」は厳しい状況に置かれています。とりわけ自動化の波が日本よりも急速に進む海外の業界では、AIの導入に伴う人員削減やレイオフが度々実施されています。
裁量権が低い
最後に挙げる理由は、システムエンジニアの「裁量権の低さ」です。システムエンジニアは重要な役職ですが「本人に決定権がない」ことも多く、基本的に上層部の指示通りに動く必要があります。結果的に、本人の想像力を発揮する機会が少なくなってしまいます。
もちろん裁量権の多さはケースバイケースであり、企業によっても変わります。たとえば自社開発が中心の企業であれば、システムエンジニアの裁量権は必然的に高くなり、ワークライフバランスやスキルの向上、モチベーションの維持につながります。
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システムエンジニアに求められるスキル
次はシステムエンジニアに要求される、6つのスキルについて解説していきます。
論理的思考力
システムエンジニアにとって、論理的思考力(ロジカルシンキング)は必須の能力です。そう言える理由は以下のとおりです。
- 常に取捨選択が必要
- 思い付きの行動・決定はNG
- 設計段階でも論理的思考力が必須
1つのシステムを作り上げるためには、常に合理的な取捨選択を行う必要があります。なぜなら一つのプロジェクトにかけられるリソースや時間は、有限だからです。同時に、クライアント及びユーザーの要望も取り入れながら開発を行う必要があります。
当然ながら、仕様を決める段階から直感や思い付きで決定することはできません。システムエンジニアは常に論理的に思考して分析し、コストを抑えながら最大限のリターンを得る設計づくりをする必要があります。
その他、チームとして効率よく動ける開発スケジューリングや、トラブル発生時の原因追求と適切なトラブルシューティングをするためにも、論理的思考力は必要不可欠です。
問題解決能力
システムエンジニアの職務において、問題解決能力は最も基本的かつ重要なスキルです。しかも、いわゆる「トラブルシューティングができる」以上のことが、次のような場面で求められます。
- システムに不具合が発生したとき
- クライアントから要件の変更を依頼されたとき
- プロジェクト全体に遅延が発生したとき
- 災害等でチーム間のコミュニケーションを取るのが困難になったとき
近年のAIのように技術環境は日々進化するため、トラブルへの最適解も変わり続けます。また予期せぬ障害や複雑な要求に直面した際には、当てずっぽうではなく論理的思考と創造的アプローチを組み合わせて、効果的な解決策を見出す必要があります。
単にシステムの不具合を修正するだけでなく、開発プロセスの最適化やユーザー体験の向上にも直結するため、とても重要です。
またクライアントから要件の変更を求められたために設計を見直す必要が発生したり、そのせいでプロジェクト全体に遅延が発生することもあるでしょう。そういった不測の事態にも対応できる問題解決能力は、企業で仕事をしていくうえで重要なスキルとなります。
ヒアリング能力
問題解決能力と密接に関連するのが、ヒアリング能力です。クライアントや関係者の真のニーズを的確に把握するうえで「聞く」能力はプロジェクトの成功可否を大きく左右します。そう言える理由は次のとおりです。
- 顧客の希望に最大限沿った設計・開発を行う必要がある
- 顧客が気付いていない問題・課題を特定する必要がある
- 顧客との長期的な関係性を構築する必要がある
システムエンジニアは、顧客やクライアントからの表面的な要求の背後にある、本質的な課題を見抜く必要があります。ときには質問を通じて、クライアント自身も気づいていなかった潜在的ニーズや問題点・課題を引き出します。
また優れたヒアリング能力があれば、プロジェクト初期段階での要件定義の精度を高め、開発工程でのロールバックを最小限に抑える効果があります。それによりプロジェクトが円滑に進むため完成品の質も高くなり、必然的に顧客満足度も高めることができます。
コミュニケーションスキル
ヒアリングで得た情報を適切に処理し、チームや関係者全員で共有するためには、高度なコミュニケーションスキルが必要不可欠です。具体的には、次のようなメリットがあります。
- プロジェクトの成功率が上がる
- チームの結束力が高まる
- 顧客満足度が向上する
システムエンジニアは「技術力だけあれば良い」とか「ずっとパソコンとにらめっこしている」という漠然としたイメージを持つ方も多いですが、実際の職務はより広範に及ぶため、コミュニケーションスキルは欠かせません。
たとえば技術者と非技術者の橋渡し役として、複雑な技術概念を分かりやすく説明します。またプロジェクトの進捗状況や課題を適時適切に報告し、情報の流れをスムーズにします。これにより、プロジェクト全体の効率と品質を向上したり、顧客満足度を高められます。
提案力
システムエンジニアには高い提案力が求められます。ここでいう提案力とは、文字通り相手に解決策を「提案・提示する能力」のことですが、単にクライアントの要求に応えるだけでなく、ビジネス課題の本質を理解したうえで最適なソリューションを提案する必要があります。
具体的には、新技術の導入や既存システムの改善案を、コスト・効果・リスクなどの多角的な観点から検討し、説得力が高いソリューションを提示できるのが理想的です。それによりクライアントとの良好的な信頼関係を構築できますし、プロジェクトの付加価値向上につながります。
プログラミングスキル
ここまでのスキルを実践的に支えるのが、確かなプログラミングスキルです。具体的にプログラミングスキルとは、システムの設計・開発に伴いプログラミング言語を用いてコーディングができる能力のことです。
システムの設計・開発・保守の基盤となるこのスキルは、単にコードを書けるだけでは不十分です。たとえば他の開発者やチーム全員と共有できるコードを書いたり、高効率かつ保守性の高いセキュアなシステムを構築する必要があります。
また常に進化する技術トレンドに対応し、新しい言語やフレームワークを習得する意欲と能力も求められます。優れたプログラミングスキルがあれば、システムのパフォーマンス、信頼性、セキュリティを向上させ、結果としてユーザー満足度の向上とビジネス価値の創出につながります。
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システムエンジニアの年収
システムエンジニアと一口に言っても基盤システム系、業務用システム系、組み込み・loT等に分類されていますが、厚生労働省が提供する「jobtag」によると、システムエンジニアに分類される職業全体での平均年収は「約600万円」です。
ただし業種ごとにばらつきがあり、たとえば基盤システムやプロジェクトマネージャーの平均年収は「684.9万円」となっていますが、業務用システムや組み込み・loTは「557.6万円」となっており、無視できない差があることがわかります。
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システムエンジニアに向いている人
次はシステムエンジニアに向いている人に共通する、5つの点について解説します。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高い優れたシステムエンジニアは、クライアントの曖昧な要望を的確にとらえ、複雑な概念を技術者でない人々にもわかりやすく説明できるため、プロジェクトが円滑に進行するでしょう。
たとえば新しい在庫管理システムの開発において、クライアントが「在庫を効率的に管理したい」という漠然とした要望を持っていたとします。
高いコミュニケーション能力を持つシステムエンジニアなら、クライアントとの対話を通じて「リアルタイムの在庫追跡」「自動発注システム」「需要予測アルゴリズム」といった機能について、技術的な実現可能性や導入のメリット・デメリットを明快に説明できます。
物事をロジカルに考えられる
物事をロジカルに考える能力も重要です。その理由は次の3点です。
- 問題が発生したときに解決しやすい
- 生産性が向上する
- 開発を効率的に進められる
ロジカルな考え方ができる人は単にプログラムを構築できるだけでなく、複雑な問題を体系的に分析し、効率的な解決策を見出すことができます。
たとえば大規模なeコマースプラットフォームを設計する場合、システムエンジニアは「ユーザー認証」「商品カタログ管理」「注文処理」「在庫管理」「支払い処理」などの多岐にわたるコンポーネントの相互関係を論理的に整理し、それぞれの機能を最適化しつつ、全体として一貫性のあるシステムを構築する必要があります。
また開発過程では、データフローの分析、パフォーマンスのボトルネックの特定、セキュリティリスクの評価など、多面的な論理的思考が要求されます。
学習意欲が高い
学習意欲が高いことは、急速に変化するIT業界で生き残るために重要です。これは単に新しい技術を学ぶということだけでなく、新技術の本質を理解して既存の知識体系に統合し、実際の問題解決に応用できる必要があります。
たとえばAIの台頭により、多くのシステムエンジニアが「AIを活用すること」を前提とした新たなスキルセットの獲得を求められています。単にPythonの使い方を学ぶだけでなく、AIの基本原理を理解し、AIをどのように既存のシステムに組み込むことでビジネス価値を創出できるかを考察できる人は強いです。
もちろんそれに至るまでには、統計学や線形代数の基礎から、最新のディープラーニングアーキテクチャまで、幅広い知識の習得が必要となります。
変化に対して柔軟に対応できる
変化に対する柔軟性は、工程を分割し何度も実装とテストを繰り返していく「アジャイル開発」手法が標準となった、現代のソフトウェア開発環境において重要です。
たとえば、ある金融機関のシステム更新プロジェクトで、当初は従来型の3層アーキテクチャを想定していたものの、プロジェクト途中でマイクロサービスアーキテクチャの採用が決定された、というようなケースが考えられます。
システムエンジニアの柔軟性が高ければ、この変更を単なる障害としてではなく、システムの拡張性と保守性を向上させる機会として捉え、迅速に新しいアーキテクチャの学習と設計の見直しに取り組むことができます。
要するに不確実性を受け入れ、失敗から学び、常に改善を続けられるシステムエンジニアは強く、システム開発においても大きな強みとなるため重宝されます。
ストレス耐性が高い
しばしば予期せぬ問題や厳しい締め切りに直面するシステムエンジニアにとって、高いストレス耐性は精神的な健康と長期的なキャリアの持続可能性を確保するために不可欠です。
しかしこれは、いわゆる「我慢強さ」や、単に困難に耐える能力が高いことだけを意味していません。本当に必要なストレス耐性とは、高圧的な状況下でも冷静さを保ち、効率的に問題を分析し、適切な優先順位付けを行ったうえで処理する能力です。
たとえば、本番環境で重大なシステムエラーが発生し、ダウンタイムが業務に深刻な影響を与えている状況が想定できます。
そのような状況においてストレス耐性の高いエンジニアは、パニックに陥ることなく、問題の根本原因を迅速に特定できるでしょう。また一時的な回避策と長期的な解決策を同時に検討しながら、関係者との効果的なコミュニケーションを維持できます。
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未経験からシステムエンジニアになれる?
未経験で、まったく知識や技能がない状況からでもシステムエンジニアになることは可能です。ただし、次のようなハードルがあります。
- 学習量が膨大
- 競争が激しい
- 学習したことと業務は必ずしも直結しない
- 経験が浅いエンジニアは低待遇であることが多い
- IT業界はブラックな職場も多い
まず、システムエンジニアになるための学習量は膨大です。資格についてはケースバイケースですが、基本的には次に挙げる資格がほぼ必須と言われています。
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- システムアーキテクト試験
- オラクルマスター
上記の資格を取得するうえで必要とされるのは、IT関係の基礎知識、プログラミング言語、データベース設計、ネットワークアーキテクチャ、セキュリティプロトコルなどです。これらは単に「パソコンが得意」なだけでは取得できず、学習しなければわからない専門的な知識を要します。
しかも、それぞれが独立した専門分野と言えるほどの内容を、すべて理解し実践できるレベルまで習得する必要があります。必要な学習時間は人により異なりますが、少なくとも数十時間を要に超える時間が必要で、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
また、IT業界は参入障壁こそ比較的低いものの、競争は激しいです。特に未経験者はどうしても有経験者や高いスキル・学歴を持つ人との競争となってしまいます。
とりわけ、より若くてエネルギッシュな新卒者との競争に勝ち抜くためには、自分にしかない確固たる強みを持っていることが重要です。また未経験者は低待遇であること、職場環境がブラックなところが多いリスクにも対応していかなければなりません。
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エンジニアのスキルを学びたい人におすすめのプログラミング通信講座
ここからはエンジニアのスキルを学びたい人に注目のプログラミング通信講座を3つ紹介します。
DMM WEBCAMP
運営会社 | DMM.com |
コース数 | 8コース |
受講期間 | 最短3ヶ月~ |
DMM WEBCAMPは、DMMが運営するオンラインでプログラミングやWebデザインが学べるスクールです。DMMの磨き上げられたカリキュラムと専属の現役講師のしっかりと下サポートあるからこそ。知識ゼロからでも受講OKで成功に近づけます。
学習の目的や適性から選べるように充実なコースラインナップも魅力の一つです。ビジネスの現場ですぐに活用できる生成AIプロンプトエンジニアリングや副業で毎月5万円の収入を目指す副業・フリーランスなどがあります。
もし、DMM WEBCAMPに登録した後に「ちょっと自分には合わないかも」と思った場合、8日以内であれば無条件で全額返金保証があるのでもしもの場合でも安心です。
RUNTEQ(ランテック)
引用元:RUNTEQ(ランテック)
運営会社 | 株式会社スタートアップテクノロジー |
コース数 | – |
受講期間 | 最短9ヶ月~ |
RUNTEQ(ランテック)は、超実践型エンジニア育成スクールであり、プログラミングスクール3年連続1位を獲得しています。RUNTEQ(ランテック)では、テクニック・クリエイティビティ・コラボレーションの習得が可能です。
プログラミングを学ぶだけでは市場で求められるエンジニアにはなれず、現在必要とされているのは、「事業推進ができるエンジニア」となっています。今までエンジニアを採用・育成してきたテックカンパニーが提供しているサービスだからこそ、Webの世界で活躍できるノウハウを習得できるでしょう。
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運営会社 | 株式会社SAMURAI |
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未経験からシステムエンジニアを目指す際の注意点
最後に、未経験の状態からシステムエンジニアを目指す方が注意したい2つの点について解説していきます。
システムエンジニアになりたい理由を明確にする
まずは「システムエンジニアになりたい理由」を明確にするべきです。これにより、ただお金を稼ぎたいからSEになるのか、また自分に適性があるからこそSEを選んでいるのか、明確にできます。
自己探求は就職活動の準備になるだけでなく、長期的なキャリアの方向性も決定できます。明確な理由は学習の動機づけや継続的な自己成長の原動力になりますし、問題に直面した際の精神的支柱ともなります。
システムエンジニアとしての明確なキャリアプランを立てる
明確なキャリアプランを策定することは、目標を達成するための具体的な行動につながります。具体的には、短期的なスキル獲得の目標から、長期的な専門性の確立や業界でのポジショニングまで「なりたい自分」を次のようにシミュレーションできるでしょう。
- 短期的な目標:ITの基礎・プログラミング言語の学習や各種資格の取得
- 中期的な目標:特定の技術領域における専門性の深化や高度な技術の習得
- 長期的な目標:特定の分野でエキスパートとして働くための学習や経験を積む
もちろんキャリアプランは固定的なものではなく、業界の急速な変化に応じて柔軟に調整可能なものであるべきです。たとえばAI技術の台頭に応じて自身のスキルセットを拡張する計画を組み込むなど、常に先を見据えたプランニング・姿勢が求められます。
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未経験でシステムエンジニアはやめとけという口コミが気になる人向けのよくある質問
最後に見系系でシステムエンジニアはやめておけという口コミが気になる人向けのよくある質問を5つ紹介します
未経験からシステムエンジニアになるのは難しい?
確かに、専門知識や経験が求められる職種であるため、未経験からのスタートは苦労も多いでしょう。しかし、プログラミングスクールや学習サイトなど、学習機会は豊富にあり、学習意欲と努力次第で十分にスキルを身につけることができます。
また、未経験者向けの研修制度が充実している企業も多くあります。
「未経験はやめとけ」という口コミが多いのはなぜ?
IT業界は技術の進歩が速く、常に新しい知識やスキルを習得していく必要があります。未経験者は、そのスピード感についていけず挫折してしまうケースもあるため、そういった経験に基づいたネガティブな口コミが多いと考えられます。
また、実際に仕事をする上では、顧客とのコミュニケーションやチームでの開発など、技術以外のスキルも重要になります。これらのスキル習得にも時間を要するため、大変だと感じる人がいるのは事実です。
未経験からシステムエンジニアになるためには、何から始めればいい?
まずは、プログラミングの基礎を学ぶことから始めましょう。無料学習サイトや、プログラミングスクールなどを活用して、基本的な知識とスキルを習得するとよいかもしれません。
ポートフォリオを作成し、自分のスキルを可視化することも効果的です。同時に、IT業界の動向やシステム開発の流れを理解することも大切です。
未経験でも採用されやすい企業の特徴は?
未経験者向けの研修制度が充実している企業や、成長中のベンチャー企業などは、比較的採用されやすい傾向があります。
また、特定の技術に特化していない、幅広い業務を手がける企業もチャンスが多いでしょう。求人情報や企業のウェブサイトなどをよく確認し、未経験者へのサポート体制が整っているかを確認してみてください。
未経験でシステムエンジニアになった場合、どのような仕事から始めることが多い?
テスト作業やドキュメント作成、簡単なプログラミング修正など、比較的難易度の低い業務から始めることが多いです。先輩エンジニアのサポートを受けながら、徐々に実務経験を積んでいくことになります。
まとめ
システムエンジニアは専門性の高さや勤務時間の不安定さ、AIの台頭等から「やめとけ」と言われる職業の一つですが、需要および給料の高い職業の一つでもあります。
確かに未経験から挑戦するのは小さくないハードルがありますが、明確なキャリアプランニングに基づいた学習や自己探求は、システムエンジニアになる可能性を高めるでしょう。