2022年6月24日、『適性検査CUBIC』を用いて、企業の人材・組織コンサルティング事業を手掛ける、株式会社CUBICの中川社長をお招きし、採用一括かんりくんをご利用中のユーザー向けに『「落とす採用」ではなく「良さを引き出す採用」へ CUBIC中川社長登壇 適性検査CUBICが選ばれている理由と有効活用方法解説セミナー』を開催いたしました。
今回のユーザー向けセミナーでは、適性検査CUBICの特徴や実際の読み解き方等について解説しました。
参加者の方々の満足度も大変高いセミナーとなりました。本記事ではその概略をレポートいたします。
適性検査CUBICは、欲求傾向や社会性、その方が持っている内面性(性格)といった面接・面談では見えにくい部分を可視化することが出来ます。
1設問多因子方式と言って、1つの問題が複数の因子とリンクしているので、問題からは模範的な回答を推測できない工夫がされており、サービス開始36年が経過していますが、未だに攻略は難しいと言われています。
1.性格面(どういう性格か、パーソナリティか)
その人の性格のいちばん深いところで、変わりにくい要素です。
過去に何十万人と取ってきたデータをもとに、偏差値として表示しています。
2.心の顔(心理イメージ)
その人の性格のイメージで顔が作られて表示されます。
(表示例)
3.社会性(基本的な職場場面での社会性)
行動特性を示します。
4.欲求(どういうことに意欲、やる気を出すか)
その人がどんなことでモチベーションが上がるのか?を示しています。
回答矛盾(信頼係数)
ネガティブチェックに使う項目です。
候補者が自分をよく見せようとすると、回答矛盾が発生し、信頼係数は下がります。
①「心の顔」
その人の性格が大体どんなタイプかを確認します。
例えば、笑っている顔であれば、人当たりが良いタイプです。その中でも、営業職等に向いているような活発な明るさなのか、あるいは、周囲に溶け込みやすい柔和なタイプの明るさなのか等はそのほかの項目も参考に詳しく読み解いていきましょう。
②性格面、社会性、欲求
高いところ、低いところなど特徴のあるところをチェックしましょう。
ただし、偏差値が高いから良い・低いから悪いというわけではなく、強み弱みの双方があり、どちらも活用可能であると認識して確認しましょう。
点数が高いものに目が行きがちですが、そうではなく低い数値の場合の良さもあります。低い場合の良い面悪い面、高い場合の良い面悪い面といった形で、多面的に見ることが出来るので、善し悪しをきちんと理解した上で採用や育成に活用出来ます。
OJT等での相性診断に活用すると、早期離職を防ぐことができます。
性格的に近いと、話す速度や雰囲気、思考の組み立て方などが似ているため、指導される際の言葉が入ってきやすい傾向にあります。指導する側からしても、同じタイプであれば何処でつまずきやすいのかなどが想定しやすいため育成もしやすいです。
ある程度育ってきたタイミングで、真逆の性格タイプと組ませることも効果的です。
特に、欲求は、面接で候補者がどんな情報を求めているかを事前に把握することができる項目です。例えば、達成欲求に関して指数が高い場合は、難易度の高い仕事内容や挑戦できる環境があるかどうか?を気にしているため、面接実施時にはその点をお伝えする準備をしておくと良いでしょう。
Q.内定者フォローでの活かし方はありますか?
内定者向けに人事の方から適性検査CUBICのフィードバックをするのが良いと思います。
内定者懇親会等で、内定者同士がどんな人が採用されたのかの理解促進に繋がります。
Q.自社にマッチする候補者を適性検査CUBICで判別するにはどうしたら良いでしょうか?
自社の型を理解するために、組織の活躍人材や伸び悩んでいる人材の特徴をCUBICで可視化しましょう。
例えば、新卒採用であれば、入社2、3年目のメンバーにCUBICを受けてもらい、伸びている人、伸び悩んでいる人を見ていきます。数としては、ハイパフォーマー30名分、 伸び悩んでいる人30名分ほどあると、自社にマッチしている候補者の傾向が掴めると思います。この際は、そのメンバーが就活時に受けたものを使った方が良いです。
適性検査CUBICは、『見えない良さ(個性)を可視化』できるツールであることがわかりました。面接・面談時に、候補者を口説くためのポイントも可視化され、採用シーンだけでなく入社後の育成にも活用できます。
「採用一括かんりくん」について 採用一括かんりくんは、新卒も中途も採用活動のすべてをまとめて管理できる採用管理システム(ATS)です。 新卒・中途採用ともに超売り手市場と呼ばれる労働市場において、中小企業の採用は応募者の分散化や内定獲得率上昇などにより、ますます難化しています。「採用一括かんりくん」は、各採用フローにおける業務を4分の1に削減し、応募者とのコミュニケーションの増加による歩留まり改善を実現するクラウド型システムです。また、中小企業において、予算上の都合や機能の複雑さなどから検討を進めることができないという声を反映し、低予算で会社ごとの採用業務に合わせた機能を選択することが可能となっています ・「採用一括かんりくん」サービスサイト:https://www.career-cloud.asia/